Q. 中古マンションを買ってリフォームしたいのですが、購入時の注意はありますか?
A. 通常のマンションは、内部の間仕切り壁を解体して新たに壁を造ることができます。しかし、なかには室内の間仕切り壁もコンクリートの耐力壁(構造上抜くことのできない壁)になっており、間取り変更が不可能な建物もあります。低層(3〜5階建て)で室内の四隅に柱がなかったり、間仕切り壁の厚さが20cmくらいある場合には耐力壁の可能性が高く、注意が必要です。
Q. 中古マンションの床を無垢材のフローリングにすることが出来ますか?
A.
ほとんどのマンションが、管理規約でリフォーム時に使用するフローリングの防音性能を規定。L45以上、L40以上といった遮音等級が明記されています。無垢材のフローリングは防音性能が満たないので、下地組の段階で遮音等級をクリアし、その上から無垢材を敷設します。まれに管理規約でフローリングが禁止されているマンションもありますので、中古物件の購入前に確認が必要です。
Q. 築32年(昭和56年前)の木造一戸建てを購入し、増築を含めてリフォームすることは出来ますか?
A. 中古物件の増築をする場合、現在の建築基準法では、増築部分だけでなく、既存部分も現在の構造計算基準に適合していることが求められます。昭和56年前の建物は、現在の構造計算基準に適合しない場合が多く、耐震診断を行い補強工事をする必要があります。中古物件の購入費用とリフォーム・増築費用とのバランスを考えながら、増築をするのか、それとも増築はせずにリフォームだけを行って住むか、更地にして新築するか、なども併せて検討することになります。
Q. 中古物件の紹介は、していますか?
A. 当協会では、お客様のご要望に合わない物件は「お勧めできない」とはっきり言える中立な立場で、率直なアドバイスをしたいと考えております。そのため、中古物件の紹介などの不動産仲介業務は行っておりません。
*増築申請許可や既存不適格建築物への対応といった煩雑な手続きも、豊富な経験をもとに、専門知識を持った建築士が的確に判断・対応し相談・提案プランニングしています。他社で断られた方もぜひご相談下さい。